<慣れ=緩み>

慣れてくると、今まで緊張していたものや、気が利く部分が”当たり前”になってくる。それが、良い慣れならいいが、大会前の緊張感や、思春期特有の心の不整備状態から、負の慣れも出てくる。ジュニアも、荷物が散乱し、ジュニアユースも、アップからトレーニングまで、ただ与えられたルーティンを取り合えずこなすだけになる。なので、今日は厳しい声掛けを続けた。ラスト20分やっと、シビアに考えてプレーするようになったが、今日は生産性が低かった。時折ある瞬間。こちらもまだまだ力不足。だから面白い。

高さの取り方は良くなったが、相手を見ず、じぶんのペースでしかプレーできない選手が多い。状況を見ることは中々難しい。

<選手理解の慣れ>

選手の個性もお互い見え、そこにも慣れが出てくる。よく発言し、自分の意見を出す選手。黙って黙々とやる選手。ずっと考えながらプレーする選手。いつも同じ選択しかしない選手。習慣と言う慣れを変えるのは勇気もいるしエネルギーも継続的に必要になる。でも、お互いの慣れを破らないと成長はない。難しい課題だが、一緒にクリアしていきたい。

<新しい出会いへの慣れ>

毎週、当たり前のように新規入会者が出ている。今回は2名、小学2年生、4年生と入会した。チームとしてこれ以上ありがたい話はないが、チームの運営方針をきっちり理解してもらうことも、持続可能なチームづくりには必要で、”拘り”の共有もしていきたい。運営する側も、その点をどのように行うのか、少し考えていきたい。人が多く慣れるほど、芯が大切になってくる。あいさつ、荷物の整理、考えること、同じトレーニングをしないこと(メニューの多様化)には拘っていきたい。

<先見の目+地域=みんなの幸せ>

今日も1名新メンバーが追加されました。サッカーをずっとやりたくてやれなかった子がサッカーデビュー! 文科省からも、部活動の地域移行が加速しています。NFCとしても、地域移行に備えて活動して3年目。1つの地域モデルとなるため活動しています。結局それが、子供の幸せに繋がることが何よりだと思います。また、子供が幸せなら、保護者も幸せでしょう。毎週、体験希望、見学など依頼が来ています。ありがたいことです。

地域移行に関して、保護者の送迎などの負担をいかに軽減して地域ぐるみでやっていくか。どの地域でもこれから課題になると思います。ジュニアも対外試合が増えているため、タカハシスポーツさんの協力もあり、中学生と同じユニフォームを揃えました。9年間使用できる形です。長いスパンで経済的負担も軽減しながら、できるだけ気軽にサッカーができるのが1番ですよね。昔はそうでした。

中学生も、学校の部活動だけでは物足りず、意欲的に参加しています。7月に最後の大会を迎える中、練習の雰囲気、1プレーへのこだわりも強くなっているのが見ていて感じ取れるほどです。納得して最後の大会に臨んでほしいです。

<良い塩梅>

<VS FCバロン(U8)>

黄色(FCバロン)・緑(NFC)
ベンチの荷物も整然と並べられるようになりました。誰が見ても、不快にならない環境作りは拘っていきたいポイントです。
 FCバロンさんとTM。良い塩梅で成功と失敗を楽しく、目的をもって今日もTMを実施できました。
本日のテーマは「広がるタイミング」。トレーニングでも毎回テーマを確認している成果でしょうか、自分達でテーマをしっかりと共有しています。ゲーム中に選手が困ったときに「何するんだっけ?」と声かけすれば、コート内はパッと我に返ります。
 試合の合間も、3分間を彼らに与え、自由に意見交換させています。もちろん、点差が何点だとかそういう類いの話はさせません。あくまでも”ミッション達成のために何をどうするのか”です!
 ある選手(通称タイティー)は、ゲーム後半でバックステップを踏み出し、幅を取り始めました。最初の工夫を見逃さず、褒めて再チャレンジさせると、幅を広げギャップで受けて、ドリブルからシュートまで持ち込んだんです!自分で工夫したのか、偶然かはわかりませんが、彼の変化は正直驚きと感動です。彼は、ずっと成功してきたわけではなく、どちらかというと失敗の方が多い選手です。でも、1度味わった成功はまた欲しくなるはず!今後が楽しみな選手がまた1人誕生しました。
 今後も、各選手のドラマを少しづつでも紹介できればと思います。

<U13/U14 地区トレセン練習会>

本クラブから中体連のトレセンに今年度5名(U 13:3名U14:2名)の選手が選出されました。通称ジンくんは、小学校から少年団でサッカーをしてきましたが、補欠の選手。中学から本格的にゲームに出始め、昨年からNFCでも活動しています。彼は、昨年トレセン選考会で落選。身体能力高いでわけではなく、1年間、止める、蹴る、判断スピードの向上を課題に取り組ませました。今年は見事合格!新しい経験を積み始め、本人の顔つき、振る舞いにも自信が出始めています。努力は絶対に実る保障はないけれど、自分で得た結果には、自分で納得できる状態を常に作り続けてほしいと思います。

U8TM&U15春季地区大会

<U8TM>

 U8最初のTMです。
 今回はずっと課題として取り組んできた、良いポジションを取って判断すること。教えるのではなく、気づかせ、実践させ、分析させ、また実践。回数を追うごとに自分達のやりたいことを実践し始めました。毎回、目的を勝つことではなく、表現できることに重点を置いています。あくまでも、地域で活躍できる人間の育成が目的。野木SSSさん、ありがとうございました。

<U15春季地区大会>

 U15は中体連の春季地区大会に参加。悪天候でパスが通りにくい中での戦いに苦戦し敗退。自分達の対応力不足を痛感したようです。総体まで1ヶ月弱。限られた時間の中、何をどのように改善して行くのか、1週間のトレーニング計画を立てさせ実行していきます。
 NFCのトレーニング内容を、LINE公式アカウントで広報係が掲載を始めました。是非見ていただいて、ご意見ください。毎週のトレーニングは、選手を飽きさせないように、同じメニューを実施しないで、課題をクリアさせることにコーチ陣も拘りを持って取り組んでいます。

習慣が実践に!

実践の中で使える選択肢を増やすことが今日の課題。1試合の中で、何本効果的なパスを通し、フニッシュまで持って行けたのかを検証。大会前の最後の確認です。縦を意識すると幅が取れなくなる。幅がないから狭くなる。頭ではわかっているけど、実際にコートの中で表現するのは難しい。だからサッカーは面白い!


”拘り”

見て、考える。止める、蹴ることへの拘り。日常生活で考えない選手は、ピッチ内でも考えない。生活習慣への拘りがない選手は、ピッチ内でも1つのプレーに対して拘れない。
 拘れる選手(人間)が何人ピッチ内にいたのか・・・。あいさつ、荷物の整理、アップ、ピッチの確認、ゲーム中、ハーフタイム、戦術、課題・・・様々な処理を瞬間的に判断して実行することへの拘り。チームにも、指導にも、その拘りが消えてしまったら魅力がなくなりますね。
 少年年代、判断してプレーすること、最低限の戦術を理解して、サッカーの深みを知りプレーすること。日常生活=サッカーの意識定着。そこだけは譲れない拘りとしてスタッフ間でも、保護者間でも共有したいです。

気づかせるのと、教えるは違う!

 U15は、古河三中さんとTMを実施。
 システムも自分達で決定しているが、システムの意味を曖昧なままにゲームを1本目展開。案の定攻守にチグハグさが出てしまう。2本目前に、システムを作戦版に視覚化して考えさせると、変化が見え始める。細かく指示をしたわけではなく、「このシステム同士がぶつかるとどうなる?どこのスペースの奪い合いになる?」と投げただけで変化が見える。古河三中さん、ありがとうございました。非常に生産性のある時間になりました。また、この出会いにも感謝です。
 夜はジュニアのトレーニング。ボールに寄りすぎるという課題を解決するためにトレーニングを実施。こちらも、こうしろとは言わずに、鬼ごっこの延長でトレーニングをしてゲームで試す。それぞれが気づき、アイディアを出し表現できる。トレーニング後のミーティングでは、「三角形にポジションをとってボールを回るようにしたらうまくいった。でも、パスが相手を見てなくて上手に繋がらなかったから、今度は見てパスする!」とミーティング報告が出てきた。小2の少年からそんな言葉が!!これもボトムアップの賜物なのかもしれません。「どうすれば見れるの?」と聞いたら、「ボールをもらう前に見る!その練習を来週やる!」だそうです。来週のトレーニング課題が明確になりました。
 さて、「こうしなさい!」と解決策を教えるのと、「どうすれば良い?」と気づかせるのと、どちらが生産性が高いのでしょう。
 トレーニング風景の一部がインスタで紹介されていますので、どうぞ!