<1月の活動報告>

<野木町駅伝大会>

 中学男子の部で3位となりました。
 小さな町の小さな行事ですが、任された区間をどう走るのか、自分でプランを立て自主練をし、当日を迎え結果に繋げられたことは選手たちにとって1つの自信へとつながったと思います。お疲れ様!
 寒い中、朝から応援してくださった関係者、保護者、地域の皆さん、ありがとうございました。
(表彰式の一幕)

<クラブ運営を選手へ移行>

 4月より、全国的に部活動の地域移行が本格化されます。
 本クラブも地域で活動するクラブとして、立ち上げ時の最終ゴール地点である”選手が自分たちで運営する組織”を目指し、現在選手とスタッフで運営について打ち合わせを定期的に行っています。
 また、スタッフのボランティアだけでは組織が継続することは不可能という保護者の意見も参考にし、会費制に切り替え、会費の運営も選手たちが行うことになっています。
 自分たちで運営できることへのワクワクかんを持ちながら、社会に出る前に、社会の中で自分たちだけの組織を運営する経験ができることは、サッカーにもプラスになることでしょう。

<組織改革に向けて>

 本クラブの活動も、お陰様で5年目に突入します。そろそろ、こちらが描いた形に組織を変革したく準備を進めていこうと思ってます。

<最終ゴールは、選手たちで運営できる組織づくり

 そもそも、選手たちがサッカーだけやれる組織が欲しくて立ち上げたわけではなく、究極の目標は、選手たちの自主運営の元、地域のハブになること。活動を通して、選手たちが地域を巻き込んで自分たちの活動を行なっていくこと(社会教育の視点)。
 そのために、ボトムアップを採用し、選手の主体性を育てることをコーチ陣の根っこに据えて4年間活動してきました。そろそろ、手放しても良い時期と判断し、1つ上の領域に突入します。

<選手も、コーチも運営者という視点>

  選手もクラブの運営者と位置付け、対等な立場で意見交換をし、クラブ運営を進めていきます。
 ”自由と可能性””意思決定と責任”この2点が最大のポイントです。
  学校では、ルールと時間割が全てを支配している現状で、何が正解のなのか?自分たちで考えたことが実行でき、失敗も成功も全て含めて受け入れて次に進む。”どうせできない!”じゃなくて、”面白そうだからやってみよう”そういうマインドの選手を育成することが、サッカーにも十分繋がります。
 そのためには、意思決定の場を与えることが大切になります。サッカーの中ではそれができ始めているので、4月から運営も選手に委ねます。自分たちで運営の決定をするから、1つ1つのことに責任を勝手に持ち始めます。責任は、自己決定しなければ生まれません

 現在、活動の発信について打ち合わせが進んでいます。今後、HP等も選手たちで運営していくことになります。また、合宿や遠征、講座なども、自分たちが必要に応じて実施していくことになります。

<地域活動交流>

 今回は、地域活動交流として、千葉県からFC若葉さんと交流試合を行いました。また、群馬県から板倉中さん、栃木県から藤岡中さん、大平南中さんも参加してくれました。

<どこも選手主体>

 どのチームもボトムアップを採用し、選手主体的な活動に取り組んでいます。子供達の自由さ、可能性の無限さは誰も計り知れないところです。価値づけをきちんとすれば、その価値を手に入れる方法は子供達でも十分に考えることができます。そこに実践力がつけばもう無敵です。課題を設定し、解決方法を模索し、修正し、取り組む。その繰り返しが、社会人なのでしょう。試合の勝ち負けは、おまけです。あくまでも人間育成。その点で今回はとても良い交流ができました。それにしても、爽やかだったFC若葉の選手たち。きっと素晴らしい大人になるのでしょう。

<U15強化合宿&U9TM>

今回の土日は、カテゴリー別で活動でした。それぞれ、課題を明確にして活動できました。

<作戦ボードは、前に置かない方が皆の顔が見えて良いという発想からのミーティング>

<U15強化合宿>

土日2日間の合宿を実施。今回のミッションは、人、もの、時間の3つを個人、チームで管理すること。ゲームでのメンバー選考、システムの選択に始まり、部屋割り、入浴、アップの時間やコート作成の時間の設定。そして、道具の管理や、宿泊費以外の予算をどう使うのかというお金の管理。様々な場面で、成果だけでなく、課題を見出し、解決しようと動き出す様子がピッチ内外で見えた。常に責任を感じながら、何かに取り組ませることは非常に重要。やらされるとそれ以上はやらない!

1日目の夜には、情報の整理スキルを高める講座と、今後のNFCをどう運営していくのかという2つのテーマを考える活動を実施。サッカーだけでは、費用を出してくれたサポーターに申し訳ない。あくまでも、地域住民として何ができるのか、何をしてもらってるのか、そこを常に考えることが大切だと理解した2日間だった。

差し入れを持ってきてくれた、日下部くん。GKコーチの勉強としてきてくれたヒロミくん。様々な人が関わってくれるようになってきたのは幸せな事。感謝です!

<U9 TM>

FLAP(川口市)を運営するまさくんからの誘いに乗り、良いピッチでTMをさせてもらった。U9のミッションは、荷物の管理と誰にでも挨拶。どちらも、言われなくても自分達でできたとコーチから報告があった。普段から取り組んでいることが、環境の違う場でもできるのかチャックできた。ゲーム自体も、広がってスペースを見つけることが少しずつでき始めた。

ボールコントロールが上手な選手、スペースを見つけるのが上手な選手。少年のうちにボールに多く触ることが大切だと言われるけれど、それはピッチ内で実践の中でどちらも必要になるなら、順番はどちらからでもOK。良さを伸ばしながら、足りないところに気づかせて取り組ませる方が、生産性があると考える。何より、楽しんでやっている様子が1番かわいい!

FLAPさん、栃木ウーバさんありがとうございました。また、次回もよろしくお願いします。

<任せる=責任=新たな気づき>

今日も、地域活動でたくさんの子どもたちと関わりが持てました。今回は、トレーニング開始30分のボールコントロールを中学生に任せ、小学生(年長さん1名)に教える時間を与えました。ねらいは、自分たちの知識の確認と、他人に教えることでの表現力の向上です。専門用語を並べて、真似させるだけでは伝わらない。「どう伝えれば効率的で、確実なのか」社会に出た時に必要になるスキルです。悪戦苦闘しながらも徐々に言葉の変化、見せ方の変化が出てきました。今後も継続したいと思います。

<新たな気づき>

 今週末は、U15が強化合宿に。小学生は、トレーニング+TMの2日間へ。
 U15は、仲間の新たな一面の発見、チームの方向性の発見、気づきを。
 小学生は、荷物の整理整頓、あいさつをベースに、サッカーの試合を通して自分たちで何がしたいのか、新しい課題や成果の気づきを。それぞれ、任せることで気づきを持ち帰る2日間にしたいと思います。
 保護者にとっても、自分の子供がどう変化したのか気づきを得られるようになったら幸せなことです。誰もがWINWINの状態にすることそれが何よりの幸せでしょう。

<任せるから責任が生まれる>

 小さなことでも、任せてみるから、失敗しても、成功しても自分の成果になる。任されたから、より良くしようと工夫し始め、新しい気づきが生まれる。そのサイクルをいかに生み出すかが大人の役割だと思います。また、その中で年齢を超えた関係性が出てくる。U15のトレーニングも、常に選択肢がある中で基礎トレを実施しています。選択肢があるから自分で判断していく。選択肢のない場面など、サッカーでも社会でもあり得ません。

<久しぶりの地域活動>

天候が良くなく、雷雨などで木曜日の活動ができず、久しぶりの地域活動報告です!

<TM(U15>

6チームでのTMでした。久しぶりの地域活動です。人数の少ない中でしたが、自分たちのやりたい事を明確にして取り組むことができました。3年生が抜けて、チームの土台作りの真っ最中。色々なところに抜けがあります。今年は何に拘るのか・・・その先に、幸せがあるのでしょう。

<小さい事だが、大切なこと>

 TM終了後、恩返しのグランド整備。枯芝の回収を自分たちで設定し実施。何を、どのようにして表現するのか、その目的は?そこに気づいて主体的に表現できたことは1つ成長です。小さなことですが、サッカーができる背景に、多くの人の支えや、人間関係、地域関係があります。そこにどれだけ気づいてくれるかが大切です。清掃活動という行為よりも、その裏の見えないものを見えているのか、保護者もそこを願っています。

<部活動の地域移行について>

 先日、軽井沢で部活動の地域移行について、NFCの活動を紹介し、今後の展開について相談、意見をいただく機会がありました。全国で活躍されている方々と意見交換をし、地域ぐるみでの活動に共感が得られました。今後の方向性を模索しながら”この活動うで誰が幸せになるのか?”を考え実践していきたいと思います。
 興味のある方、是非力を貸してください。

<再始動>

U15栃木県総合体育大会は、1回戦で敗退になりました。初出場で場の空気にも飲まれ、思うような試合展開にもならず、セットプレーからの失点。焦りからのパスミスで失点。全ては、自分に勝てなかったことが敗因です。初めて使用する会場、試合までのセレモニーなど、”いつもと違う状況”に対応できなかったことが何よりの弱さでした。だた、ほぼ1、2年生主体のチームとしてはよく頑張ったと言いたい気持ちではあります。ただ、試合に学年は関係ない。学年が敗因ではないことは確かです。もう一度、仕切り直し、自分たちのプロジェクト設定からに直し、拘りにより拘りを持って取り組んでいくことが、更にチーム、選手を成長させる最大の養分になるのでしょう。引き続き、応援をお願いします。

<夏の総体 県大会出場決定!>

 3度目の正直で、NFCのメンバーたちが県大会出場権を勝ち取りました。
 2年連続、県出場代表決定戦で苦い思いをし、三度目の正直でした。悪天候で、グランドコンディションの悪い中、ボールを支配し続け決定機を何度も迎えましたが、試合を決めることができず。最後は、PKまでもつれこみ3−1で勝利。
 中学生からサッカーを始めた選手が大半で、やっとここまで来ました。昨年、最後のPKを外し県出場を逃した選手が、最後のPKを沈めて勝利。そんなドラマチックな展開にも試合の背景にあり、感動的な結末になりました。
 明日から、地区の順位決定戦があります。少しでも良い条件で、1日でも、1試合でも多くプレーできることを祈りながら1日1日を大切にできればと思います。
 支えてくれたサポーターの皆さん、保護者さんには感謝しかなしです。サッカーで誰かを感動させる選手、チームになるには、結果を出すことが全てではなく、ピッチ外での振る舞い、試合中の振る舞い、勝った後の振る舞い、全てにおいて評価されていることをもっと意識しながら、最後はどこかで終わりを全員が納得して迎えてくれることを期待しています。

<サッカー少年量産中>

 毎週サッカー少年が1名誕生してます。本日も、1名体験に参加してくれました。毎週1名のサッカー選手を誕生させると、年間で48名誕生します。それは夢のような話ですが、そうなることを願って活動を続けたいと思います。彼は、コミュニケーション力が高い選手でした。コミュニケーション力の高い選手は伸びる素質十分。今後が楽しみです。
 来週も体験希望者がいます。地域の輪が広まることは、大人にとっても、子供にとっても良いことです。来週が待ち遠しい。

<どこまでがサッカー?>

 トレーニング中に、サーバーにボールを戻そうとした選手がボールを蹴って戻そうとしたら全然違う方向に飛んで行きました。そのボールを他の選手が拾いに行きました。さて、どうすれば良かったのか?ボールを拾ってくれた選手は手でボールを渡してくれました。”ありがとう”とコーチは伝えました。同じ場面がまたあると、次からは、手で渡すようになりました。試合でも、審判にボールを渡す時に蹴って渡すのか、手で渡すのか、別にプレーには何も影響は出ませんが、相手はどちらの方が気持ち良いでしょうか。ここは、チームとしてのこだわりです。今は、練習効率よりも、前者を優先します。
アップでのボール回しです。遊びながらボールに触ってます。

<良い塩梅>

<VS FCバロン(U8)>

黄色(FCバロン)・緑(NFC)
ベンチの荷物も整然と並べられるようになりました。誰が見ても、不快にならない環境作りは拘っていきたいポイントです。
 FCバロンさんとTM。良い塩梅で成功と失敗を楽しく、目的をもって今日もTMを実施できました。
本日のテーマは「広がるタイミング」。トレーニングでも毎回テーマを確認している成果でしょうか、自分達でテーマをしっかりと共有しています。ゲーム中に選手が困ったときに「何するんだっけ?」と声かけすれば、コート内はパッと我に返ります。
 試合の合間も、3分間を彼らに与え、自由に意見交換させています。もちろん、点差が何点だとかそういう類いの話はさせません。あくまでも”ミッション達成のために何をどうするのか”です!
 ある選手(通称タイティー)は、ゲーム後半でバックステップを踏み出し、幅を取り始めました。最初の工夫を見逃さず、褒めて再チャレンジさせると、幅を広げギャップで受けて、ドリブルからシュートまで持ち込んだんです!自分で工夫したのか、偶然かはわかりませんが、彼の変化は正直驚きと感動です。彼は、ずっと成功してきたわけではなく、どちらかというと失敗の方が多い選手です。でも、1度味わった成功はまた欲しくなるはず!今後が楽しみな選手がまた1人誕生しました。
 今後も、各選手のドラマを少しづつでも紹介できればと思います。

<U13/U14 地区トレセン練習会>

本クラブから中体連のトレセンに今年度5名(U 13:3名U14:2名)の選手が選出されました。通称ジンくんは、小学校から少年団でサッカーをしてきましたが、補欠の選手。中学から本格的にゲームに出始め、昨年からNFCでも活動しています。彼は、昨年トレセン選考会で落選。身体能力高いでわけではなく、1年間、止める、蹴る、判断スピードの向上を課題に取り組ませました。今年は見事合格!新しい経験を積み始め、本人の顔つき、振る舞いにも自信が出始めています。努力は絶対に実る保障はないけれど、自分で得た結果には、自分で納得できる状態を常に作り続けてほしいと思います。